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CORDON BLEU V

This CORDON BLEU V is the renewed appearance of the entrance to a 40-year-old apartment building. The long, dark entrance was transformed into a bright and pleasant approach. This design enhanced the value of the building and made it an architecture that will be loved for a long time to come. The design concept is "harmony with the environment": the hardwood tiles, inspired by CORDON BLEU, and the river flow wall, inspired by the name of the place "Senkawa", face each other, creating harmony in the space. The design of this entrance also creates harmony with the Tokyo city. It creates light design and harmony in Tokyo at night.

地下鉄有楽町線と副都心線の「千川駅」出入り口に位置するこの物件は、この立地条件もあり、絶えず人気のある賃貸マンションになります。しかし、その裏では、竣工が1979年と言う事もあり、いままで幾度とリニューアルを繰り返してきたと思われる1面をみせ、その建築デザインはすでに崩壊していました。駅前の環境を考えても、この状態ではまずいと考えたオーナーから、今回は、このマンションのエントランスのリノベーションを依頼されました。又、それにともない、このマンションの新しいロゴデザインも依頼されました。

 まずは、このマンションの特徴として、都心ではよく見かける「窓先空地」というものがあり、道路に面する窓を有さない住戸がある場合、窓の前に一定の空き地を設ける事が法規的に義務付けられている事から、マンションの入口には、長くて暗いアプローチと、その奥には、屋根の無い閑散とした空間が広がっていました。そこで今回は、この無駄に長いアプローチを有効に使う事と、奧にある屋根の無い閑散とした「窓先空地」に、新しい意味を持たせる事を考え、デザインを始めました。初めに、このマンションの名前である「コードンブリューV」と言う名前から、「自然と調和する高貴な紋章」というロゴデザインのコンセプトを導きます、そして、そのコンセプトからオーナーの希望するロゴデザインをしました。次に、「自然との調和」というキーワードを取り出し、空間に反映させます、正面右側の広葉樹の葉のタイルは、このマンション「コードンブリューV」を表現します、そして、反対側の壁面には、この地名「千川」にある、千川上水をイメージした川の流れを表現します、この向かい合う壁面は、お互いに調和をもたらせ、一つの空間ザインが生まれます。

そして、奧にあった閑散とした屋根の無い「窓先空地」は、この新たな空間に存在する「吹き抜け」として生まれ変わり、

空間に変化と調和をもたらしました。そして、このエントランスは、東京の街との調和も生み出します。

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